科目名: 経営管理研究
担当者: 池内 秀己

対象学年 クラス[001]
講義室 開講学期前期
曜日・時限 単位区分
授業形態一般講義 単位数
準備事項
備考

講義の目的・ねらい(講義概要)【講義概要】
現代経営学の中核をなすのは、組織論を中心とする管理論である。本講義では、営利・非営利の経営体の双方に有益な管理論・組織論の理論と実践について講ずる。具体的には、講義の全体をふたつの部分に分け、前半(第1〜5回)では組織の設計と運営の原理と技法、及び組織の諸形態について論じる。後半(第6〜14回)では、テイラーの科学的管理以降、現代に至るまでの組織と管理の諸理論を概観することにより、組織・管理をめぐる諸問題を取り上げる。 

【学習・教育目標】
管理論・組織論の基礎理論の概要と実践に関する知識の修得。
講義内容・演習方法(講義企画)第1回「営利・非営利経営の組織と管理」現代管理論・組織論の意義と課題 
第2回「戦略と組織」チャンドラー:戦略と組織構造 
第3回「組織の設計:分業と調整」ラインとスタッフ、組織の分化・専門化・階層化 
第4回「組織と官僚制:近代的組織の功罪」マックス・ウェーバー:官僚制組織 
第5回「組織の諸形態」職能別・機能別組織、事業部制、マトリクス組織 
第6回「古典的管理論」管理の科学化、テイラーシステム 
第7回「新古典派の管理論@」フォレット:統合 
第8回「新古典派の管理論A」ヒューマンリレーションズ、管理過程と管理原則 
第9回「近代管理論の成立@」バーナード1:公式組織、組織成立の3要素 
第10回「近代管理論の成立A」バーナード2:組織と管理、リーダーシップ 
第11回「近代管理論の展開」サイモン:意思決定論、組織行動 
第12回「現代管理論@」コンティンジェンシー理論 
第13回「現代管理論A」ポスト・コンティンジェンシー理論、知識創造 
第14回「総括:管理論の主流と本流」管理の科学と哲学
★学生の理解度と関心に応じて、順番・内容の変更を行う。
評価方法・評価基準【評価基準】 学習・教育目標の達成度による。
【評価方法】 報告40%、ディスカッション20%、レポート40%
履修の条件(受講上の注意)【履修に際して】本科目は講義科目であるが、すべての受講生に最低1回の報告を必須とする。
 報告者数は、各回1名を原則とする。従って、受講者多数の場合は、規定の講義回数を超えた補講を
 行うことがある。

【毎回の受講に際して】取り上げる文献・資料の事前学習、及び積極的な質問・討論が必須

【経営管理セミナーとの連動】
 履修者の状況によっては「経営管理セミナーと連動して授業を行うことがある。
 ただし「経営管理研究」「経営管理セミナー」の同時履修が困難な場合は、その限りではない。
教科書講義時に指示する。
参考文献
特記事項(その他)【関係する科目】
経営分析、経営管理セミナー
経営学研究、人的資源管理研究、企業財務研究、国際経営研究